のんべんだらり

そんなことより、おいしいものでもたべにいきましょう。

無題のドキュメント

デザイナーとしてわたしに与えられた能力はたかが知れてるけど、誰かの役に立てるくらいには育っていて本当に良かった、みたいなことをつらつら書いていこうと思います。

 

細かいことをどんどん忘れていってしまうだろうし、自分のためにメモしとこう、というTwitterに書き捨てるには長すぎるただのアイドルオタクの夏の記録。

 

たぶんキッカケは6/28の朝にいきなり連絡をもらったことかなと思っていて、なんじゃなんじゃ?って思って内容を確認したら

「本当に時間がないけど明日のワンマンライブに間に合うようにこんな旗を作りたいからデータ作成をお願いしたい」って話で、ほんと急すぎてちょっと笑ってしまったけどw、

たまたまずっと起きていたので連絡に即気付けたから全然可能な時間だし、6/28は夕方からイケセイでメイクアップアドバイスを受ける日( http://quluringo.hatenadiary.jp/entry/2018/07/06/040324 )だったので16時までにデータ作ったらええんやな、

じゃあ12時と14時あたり目処に確認してもらえるように進めたらいけるか、あー、イケセイ行った後に出力したの渡したらいいわ〜、

じゃあ大丈夫やな!絶対間に合う!できる!と思って安易に引き受けたし、単純にデザイナーは「こういうの作りたいけどどうしたらええんや」ってなってる人からヒアリングして最善の形で技術を提供するのが仕事なので、そもそも断る理由がなかった。笑

 

無事にデータもできたし印刷もしたし、すぐ組み立てられるし仕上がりが綺麗になるように下処理はしたけど結局のとこ旗に組み立てるのはどうしはるんやろ?と思って聞いてみたら

なかなか無謀な計画だったので、せっせと過半数くらいまで組み立てて、目処がついたから安心して世間話に興じたの楽しかったなー!

 

これまで、オタクが作りたいって言ったTシャツのイラスト描いたりデザイン起こしたり、生誕の色紙に使う似顔絵イラスト描いたり、オタクの結婚祝いにってやたら厚みのある写真集作ったり、パーティーのフライヤー作ったりとか、

人の想いが入るもののお手伝いはちょこちょこやってきたけど、ライブ会場で使われるものって初めてやなー、見たいな〜、って思ったけど、そのときの状況からみてとてもじゃないけど行けそうになくて結局行かずの選択をしちゃったんだけど、

すごい喜んでもらえてたらしいことを教えてもらってめちゃくちゃ嬉しかったな…!写真とかもたくさんあげてくださってて。

 

自分に対する自信とか元々ないのに身体は壊してるし休職してるし、そのほかのことももうほんと自分が嫌になることしかなくて自己嫌悪が酷かった時期で、

デザイナーになろうって思ったときから数えると14年間デザインかオタクしかしてこなかった(し、これから先も多分それしかできない)けど、ここで一旦キャリアを全部捨てるべきなのかなとか思ってたし、それをするにはあまりにも惜しいくらい頑張ってきてしまったことを物凄く悔いたりもしていて。

そういうときに、あー!やっぱりこういうの好きだわ〜!って純粋に思い出させてくれたのが本当にありがたかったです、ほんとにほんとにありがとうございます。

 

さておき、ちゃんと双方に手応えがあると次にしっかり繋がるもので!笑

9/30に向けて、7月中に技術指導の会やろうよー!あと、色々知恵貸してよー!みたいな話になって、ワイなんぞで良ければやるやるー!って引き受けて、ほんとわたしはノリで生きてるな…wと思いつつ、

このときに、この方たちの実現したいことに絶対寄り添うし、一世一代のことだから最善を尽くしまくろう、ってめちゃくちゃ腹を括ったのでありました…!趣味だからこそ本気でやるべきだし、本気でやってるから気持ちよく自分の財産を差し出せるなぁって思ったな〜、あと、一個人として認めてもらえてるのが嬉しかった!わーい!

 

そうそう、仕事でもそうじゃなくてもそうだし当然のことを改めて言うなよって感じなんですが、デザインするときって対象の理解をきちんと深めておかないといけないと思っていて(なので仕事で関わってるものは普段からよく使うようにしてる)、

ってなると、今回の場合の主たる任務はデザインコンサル業とはいえ、おおよそ知ってるものの演者とファンの理解をもっと深めないと話にならないし、彼女と彼らの空気感や情報を集めるようにしてより良いアウトプットができるようにしよ〜!と思ったわけであります。真面目かよ!

 

それでこう、みんなの気持ちになるぞ!みたいなのがあって、海の家のためにひまわりの造花めっちゃほしいってことで50本くらい買い占めたりとか、なんていうかよく働いた!笑

 

もう8月ね、準備し始めないと間に合わないわね、って頃にこじまつりをモチーフにしたい、ってアイデアの大枠を聞いて、いやーーー、そりゃもうそのネタで行くしかないのは分かるけど、頭のおかしい人たちなのは知ってるけど、改めて言われるとほんまにやり甲斐っていうドラッグに狂ったアホやなってなってしまって(めちゃくちゃ褒めてる!!!)、

いぇーーーーーーーいやるぞ〜〜〜!ってなったわけです。偏差値めっちゃ低い感じに書いてしまいましたが、本気のパロディって絶対面白いし、大切なお友達たちが大切に応援してる人の区切りの日にぶちかますめちゃくちゃでっかい花火じゃないですか、

絶対に悔いを残してほしくないですし、わたしを頼ってくれるなら「アイツに頼まなきゃよかった…!!!」みたいなことにはしたくないし、何よりそんなおっきいことで声かけてもらったら、そりゃ頑張るしかなく…!笑

 

てなわけで、実際なに作るの??みたいなとこを聞いてみたら「あー、たしかにわたしに声かかったの分かるわ」って内容だったし、

これまでの各種アウトプットを見て「業者!業者!」ってすごい言われてるけど、実際のところは仕事も現場も駆けずり回るオタクなわけで、物量に対する作業時間の捻出以上に本気で費用圧縮しないと…って感じだったし、時間を取るなら費用が増すし、財政を取るなら時間をかけて作業するしかないわけで…、、、

 

IllustratorPhotoshopの技術指導ならガンガンしますよ〜!何でも教えるので聞いてください〜!」ってことで、なるべく早めにそういうデータ作成の作業を済ませられるよう、(作りたいけど作り方が分からないものも含め)クオリティを上げながら最短ルートで完成できるようにしましょうー!と、なかなかハードな目標を打ち立てたわけであります…!

 

この時点で8月の頭だから全然いけるかなって!思って!ました!し!

その後お盆あたりで1回直接技術指導したとき、「もしかしたら想定の倍以上作業時間がかかるのでは…?」って不安になったりもしたけど、物量がすごいけど!作るうちに!手も!速く!なるかなって!思ってた!

 

思ってたんだよ、そう思ってたんだよ…、、、

 

しかしそこはやはり世を偲ぶ姿は社会人、真の姿はアイドルオタク、それに加えて作業する時間を確保するってなかなかにハードルが高いのは当然で、

8月も下旬に差し掛かる頃に「すまんコレ月末までに作業してくれ(意訳)」という連絡が届き、(も、も、もしかしてこれはこの先の作業もめちゃくちゃ滞ってるのでは…???)という不安に駆られたわけであります…!

 

知恵はいくらでも貸すけど作業は皆さんでやってほしいと思うものの、あと1か月ちょいしか時間ないよ、っていう状況でこれはかなり巻かないと最後とんでもなくキツくなるなぁ、ってのはお盆あたりに作業の感じを見ていてわかっていたことだし、

わたしの手が入るのはわたしの中でなかなか抵抗があるし、とはいえ、一世一代の爆盛り花火だから、やりたいことはなるべく実現してほしいし、うーんうーん…、、、

 

てなわけで、まぁ確かにイラストのデータ起こし10点なら別に誰がやっても変わらないかな、と思って「やりまーす!実家帰るまでにデータ投げますねー!」とお返事したものの、

「ちなみにアレとコレとソレと(中略)はどないです?」と聞いてみたら「😭」とのことだし、「31日までには全体の進捗をまとめて連絡します」と聞いていたもののそれどころじゃないようだったし、暗雲オブ暗雲が立ちこめてきたのでな…ワイはもう心底心配になってもうたんや…、、、

 

☆トレースしたものの一部

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サイズ感を揃えるために元絵を損なわない程度に色々比率を整えたりしたとこはあるのですが、そのついでに某アイドルの名前に改変したりココスくんを付け足したりしたのは本当に反省しています…(上段2体)。

 

さておき、実際話を聞いてみたら本当に月末に向けての作業に集中できるのはお誕生日パーティーが終わる9月半ば以降だけどとにかく仕事が忙しい、忙しい、忙しい…😭という状況、そしてやっぱりわたしの置かれている状況や心情的に知恵は貸せるけどわたしが積極的に作業するのはあまり良いことではないように思う(そして散々悩んだけど答えが出せなかった)ので「2週間後に改めて状況教えてください〜」「どうしてもムリだ、ってなったらワンマンの旗のときみたいにSOSを出します」というところに話をまとめたのでありました…(これが9月2日の朝の話)。

 

そして!案の定!笑

やっぱり仕事とオタクと作業員の両立は難しく!2週間と少しが過ぎた頃の夜中に「たっけてぽれ〜〜〜!(意訳)」という連絡が届き、

もう「ワイは作業できんッスよ」とか言ってる場合ではないし、というか当日までにちゃんと準備が整ってキチンと寝た状態で迎えてほしいし、何より、時間と手がないからって理由で企画を落として悔いが残るようなことはしてほしくないので「正直なところ現時点でこれだけ作業が残ってるとなるとわたしを介さず50%〜60%の出力でやってしまっても誰にもわからないと思う、でも、確かに時間はないけど(わたしが手を動かすぶんには)まだ焦るようなタイミングではないので作業はガンガン投げてください〜、120%どころか130%、140%、150%目指していきましょう〜🙆‍♀️」ってことで、18日時点で時間がかかるのが分かり切っている作業をまるごと引き取ったのでありました…

 

企画についてはたくさんお話を聞いていたし、彼女やオタクのみんながどういう方向にこだわれば喜んでくれるかな〜、みたいなニュアンスの部分はわりと理解できてるつもりだったので

(技術指導とコンサルしてよー!って話の時点で、わたしならどうするかなー?ってのも並行して考えるようにしてたのも良かったのかもしれない)、

18日時点でデザインが浮かんでないものについてはちょっと時間をもらってラフを描いて、イメージを共有したのでありました…

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ちょこっと。笑

 

見せたものも見せてないものも色々描いたけど、最終的に作ったものってこの時点でわりとそのまんまや!えらい!笑

 

字で打つと時間がかかるので、イメージの共有やディレクション、当日までのスケジュール感とかも含め口頭でやり取りしてたら朝の4時になってたのはさすがにビビったけどw、お話を受けて「こういうのどうですか〜?」って持ってったらすんなり通ったおかげですぐ作り始められたし、何より単純に好きなように作らせてもらえたのがほんと楽しかった!笑

 

サイネージの画像加工(ぇっかさん以外をピンクにしてレイアウトする)も楽しかった〜、誰も言ってくれないから自分で言うけどw、このハマり具合めちゃくちゃ気持ちいいよな?!?!?!笑 すごい気に入ってるんやけどな…!笑 

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地味〜〜〜に髪の毛の処理とかに気を遣っているので、しげしげと眺められても恥ずかしいことなどひとつもなかったはず!笑

 

あと、いろんな人が見てくれたはずのはっぴ!

これがもうほんとに大変だったけど楽しかったーーー!!!!!!!!

 

8月の上旬らへんに「オリジナルのはっぴを作りたいけどすごい高い、とにかく高い、マジ高い」って話を聞いていて、じゃあシルクで手刷りしてしまえばいいのでは…?ってことで、学生時代の恩師がよく使っていた印刷所の系列の工房を1軒紹介したのですが

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どん!どん!どどん!

ちょーーー楽しかった!ひゅーーー!!!

 

まぁ見たらわかることなんですが

背面はシロ1版とスミ1版の2色刷り、正面は右側と左側それぞれに1回ずつ刷っているので都合4回刷ってる(シルクスクリーンは段差があると仕上がりに影響が出るのでスタッフさんには文字とココスくんで版を分けるのを勧められたけどあまりにも時間がなくて断った)わけですね、もちろん1回刷るごとにインクを乾かさなきゃいけないわけです、

 

刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす、刷る、ドライヤーあてる、完全に乾かす…、、、

 

なんか、最初はお店が開く11時から作業して15時には終わるかなー!とか言ってたけどもう全然時間の読みが甘くって終わらずでw、2人で必死に作業してるけどほんまにムリ!!!!!!やばすぎ!!!!!!!!!!!ってなったので急遽助っ人1人の呼び出し(この日、ほかにもやりたい作業があったけど15時時点でムリだと判断したのは本当に正解だった)に成功、シルクの版の目が潰れてきたりとか、インクを乾かす機械が壊れて?たとか、幾多のトラブルも乗り越えなんとか閉店の19時に間に合って😭!笑

 

圧かけるみたいで申し訳ないけど、ほんとあのはっぴ予想外に手間暇かかってるからみんなめちゃくちゃ大切にしてほしい。笑

 

あと、「ぇっかさんに"何してんのバカじゃないの?!"って言われたいですよね?」って聞いたら「言われたいよねー!」とのことだったので、(わたしの伝統芸でおなじみの)ラインストーンで爆盛りしてるデコはっぴにさせていただく了承を得たり(四捨五入さんのヘッドホンもすごいデコってあるからきっと大丈夫やと思った)、時間は捻出していくからとにかくとにかくブチ上げていくぞ〜👏みたいな感じで、はっぴ刷ったあたりからすごいやってやんよムードが出来上がってったような気がする…!

 

どうやろか?笑

 

そうそう、とにかく大きくて重たいアルバムの化粧箱というかスリーブというかを作らさせてもらったのですけれど、展開図引いたまでは良かったけど、50ページあってチェキ貼ってって話で、チェキって結構厚みがあるから最終的にアルバムがどこまで厚くなるのか全く読めなくて、手元にあるチェキを40枚ほどとりあえず束ねてみたら

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いやいや強めにムリでしょwwwってなったので入らないことは絶対回避できるようにとりあえずかなり余裕を持たせて仮設計して、隙間ができたら隙間のぶんを埋められるように寄せ書き入れましょうよ〜(アルバムには寄せ書きがつきものという雑な発想)ってことにして、まぁ形にはなるよなー!ってとこにはなって。

 

とりあえず色々検証しないことにはね、ってことで1/2スケールで組んだのがコチラ(色の出方が知りたかったのでカラーチャートを作って出力してある)。

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(結局色々難しくてこの紙は使わなかったけど…)

 

実はもうこの時点で金曜日の晩(9/28)なので頭がおかしくなってきた頃合いですし、サイネージが届くまでにはほぼ最終の元データを作らにゃならんし(サイネージかパネル貼りになるか分からなかったので作業を止めてたりした)、何よりいちばんの問題はわたしが学生の頃から使ってるiMac(普段は画面つきHDDとしてiTunesの楽曲管理目的でのみ使用)でしか作業ができないので、とにかくマシンパワー不足で処理が重い!っていうか落ちる!!泣

 

アルバムの化粧箱について、どう考えてもデザインを印刷した紙と厚紙を貼り合わせて合紙にしないと強度が足りなさすぎるし、どうせだったら裏地もかわいい方がいいな、と思って「縁のあるモチーフで柄を作っちゃいましょうよ〜」ってことで、

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↑これに合わせてネオンサインっぽい処理で色々描き起こして柄を作ったのであります

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↑こういう処理でメンバーカラーでせっせとな

 

モチーフの候補は16個くらい挙げたけど最終的にはその半分くらいしか作れなかった😭

マシンパワーの限界とはいえ悔しい…!!!

ぼかし使うと途端に重くなるからしゃーないけど…ツラァ…

 

さておき、そんなわけで化粧箱の裏地と寄せ書きの台紙は同じテイストになってて(サンリオ的でかわいいはず!)、表に出てる部分に関しては長く手元に置かれるものなのであんまり時代が出ないようなシンプルなものにしたいし、赤と白を効果的に使っていきたいというか、思いを込めて使い分けたいという話は聞いていたのでその辺りもちゃんと汲みたいなと。

 

と、いうわけで、手縫いのリボンだったりバカみたいにでっかいリボンを結んだり(ちなみに、収納時に邪魔にならないように取り外せる)、ericaのiの点にラインストーンを貼ったりしてシュッとしてるわりにすごいかわいいのができたんですけど、うっかり写真を収めるのを忘れてしまいましたね!

誰か!誰か写真を…!写真をください!!

 

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とにかくでかい!重い!(Amazonの袋でしょ?って言われてましたが違います…!)!!!

 

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かろうじて残っていた製作中の手縫いリボン(サテンのリボン大小を重ねた上からチュールを重ねて巻いてある、ちなみに形にはかなりこだわったゾイ!)

 

【10/11追記】

写真もらいました!

仕上げてもらう前にパパッと撮影してくださってたようです〜!🙆‍♀️

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ちなみに化粧箱を組み立てたりリボンを作ったりはっぴにラインストーンを貼ったりは29日の夜に終えて渡せるかな、と思っていたら、21時すぎかな、にすんごい量の作業が残ってる😭死😭!とのことで、さすがにこれは寝れんやつすぎないか…?ってなったので

化粧箱の組み立てまでをさっさと済ませ(とはいえ、一生手元に残ると言っても過言ではないからすごい気を遣って作業したぞ…、、、)そっちのお手伝いを黙々とこなし、

台風以上の暴風スケジュールで30日未明というか早朝というかに帰宅、いろいろ細かい手直しをしたりラインストーンの補強をしたりリボンを縫ったりしながら「いやー、しかしバカモンでずっとDJと小さいお酒の修行をしてた歌謡曲ナイトで"生写真誰出ました?こじはる出ました?"って瞳孔ガン開きで聞いてきた怖い人(大阪に住んでたときamU界隈や地下のオタクがいいと言って勧めてきた人達だとはそのとき全く結びついてない)の卒業生誕企画に関わることになるとはなー、そういやパイセンさんと初めて話したのも生誕チェキ集めてるときやったなー、あー、いろいろあるわね、ほんといろいろあるわね生きてたら…」とか思ってたらあれよあれよと言う間に7時くらいになってるし、

作業自体はもうほんと終わりかけやし、リボンを貼ってリボン結んでラインストーンをつけたらわたしの作業は全部終わりやー、ってとこまできたけど、ふと「あっ、でもこれ貼ったらもうすることないんや」って思ったら急になんかさみしくなって、いいやとりあえず一回寝よー、と思って仮眠したのであります…

 

2時間くらいしか先延ばしにならなかったけどw、無事に形になったし、最後の仕上げだけ任せますねー、ってことで11時半すぎにはっぴとアルバムを引き渡して、ようやくわたしの作業は完了したのでありました…!

 

なんか行くか行かまいかはすごいギリギリまで悩んでて、作業に没頭してたら運営予約すら忘れてたしw、なんか台風もすごいみたいやし、とはいえ、2018年の9月30日は1回しか来ないし、地下アイドルの卒業公演で台風直撃ってどう考えても字面からして面白いし、まぁ死にはせんやろ〜、っていうところと、

自分の手が入ったものはどんな風に見えるもんなんかなー、とか、納品確認はちゃんとしとかなアカン、というところで、川の様子を見に行く老人ってこんな気持ちなんやろか…とか思いつつVISIONへ出勤。

 

間に合うかな、と思って物販に行ってみたら滑り込みで間に合ったので囲みでチェキを撮ってもらって(ぇっかさん、既にはっぴ着てはってめちゃくちゃびっくりしたけど超似合ってた…!あと、ラインストーンでギラギラにしてよかった、すごい可愛かった!)、

なんかさ、準備してるときとかからもうずっとね、せっせと作ったものを着て、いろんな人と思い出を作ってくれてて、そういうお手伝いをさせてもらえて、ほんと良かったなぁって思ってて、どこ見ても何かしら自分の手が入ったものが視界に入るのよ、

わたしのことなんて基本的にどうでもいいことなんだけど、誰かのさ、かけがえのないときに頼ってもらえたことが本当に嬉しかったし、財産になったなぁって思ってて、ほんと自分ってつまんないし屈折してるしこじらせてるし偏屈だしロクでもないし無職だし(こういうお手伝いをしながら仕事はちゃんと探してますよ!!!!!!)、

ほんと何の取り柄もないまま年齢と欠点だけ増えてどうしようもないままここまできちゃったな、将来は独居孤独死確定老人のオタクだわ、ほんとオタクみんなで同じマンション買うか同じ老人ホームに入ろうな…って感じだけど、

ごくたまに、ごく稀にこういう風に、ものすごい財産に気付かされるときがあって、基本的にものすごく後ろ向きだしジメジメした人間だけど、こういう瞬間があるから死なずに済んでるのかなー、みたいに思うし、こうやって人の思い出に力添えできる技術を持っててほんとによかった、頼ってもらえるなら全力で応える気概の持ち主でほんとによかった。

 

わたしのことすごい嫌いとか憎くて仕方ない!みたいな人だって絶対いると思うけど、そういう人がいても別にいいや、そういうので悲しくなったらこの日のこと思い出すもん、ってくらいにはすごい支えになる日だったなと思ってて、もちろんそれは皆さんの大きな愛情に乗っからせてもらっただけのことで、わたし自身どうこうってことではないとちゃんと認識してるけど、とはいえ、やっぱり嬉しいものは嬉しい。あと、これはわたしなりの愛や感謝の示し方かな、とかとか。

 

そりゃ作業だけで言えば時間を割いてめっちゃやったと思う、だけれども、そもそもその作業がなんで発生してるかって言えばそのくらいやってあげたいって気持ちの人達がいるからなのであって、

そういう気持ちを育ててきた人達の時間やお金の投じ方を思えば、わたしの手伝わせてもらった作業なんてほぼ無に等しいと思っていて。

デザインなんてふりかけだし、お米作って炊いた人の方がずっとずっと大変だしえらい。

たまにふりかけだけ舐める人もいるけど、稲を育てて収穫して精米して洗って研いでおいしく炊いた人の方がえらい。ご飯が美味しくないとどんなふりかけを振ってもダメ。ふりかけはどこまでもおまけ。

 

長い時間と手間暇をかけて作ったおいしいごはんを預けてくれてありがとう、という気持ちでほんとうにいっぱい。

 

どんどんまとまらなくなってきたし、ライブの感想とかね、すごい書き残しておきたいけど、でもそれは、ここまで読んだ人ならだいたいもう分かってることだと思うので、これにて締めさせていただこうと思っています。おわり。

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